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オトクな投資の続け方 ≪ドルコスト平均法→定額積立≫

さて、これまで一気にドカンと投資してはいけませんという話と、金利にも金利がつく「複利」効果の話をしてまいりました。

要するに、投資金額を小分けにして早く始めるといいですよ資産運用、ということでございますが、今回は、具体的な投資方法に話を進めてみようと思います。

その名は「ドルコスト平均法(Dollar cost averaging)」。
・・・なぜそのような名前なのかしらね? 残念ながらこんな意味不明な訳語のまま日本語として使われていますが、意味としては「定額積立」と言った方が分かりやすいのではないかしらん。ということで勝手に「定額積立」とでも呼んでみましょう(笑)。

さて、ドルコスト平均法、あるいは、定額積立とは一体どんな方法かというと、「値段が上下する投資商品を、定期的に、同じ金額分、購入し続ける」ということです。

例えば、私は毎月7日くらいに、日本株式全体とだいたい同じ値動きをする投資信託(「ファンド」とも呼ばれる金融商品です。近々ご説明します ! )を 10,000 円分買っていました。激動の 2008 年の始めから最近までの購入記録はこんな感じでした。


取得日   取得価額 口数
2008/01/15 10,000  13,709
2008/02/07 10,000  14,309
2008/03/06 10,000  15,461
2008/04/08 10,000  14,989
2008/05/09 10,000  14,149
2008/06/05 10,000  13,677
2008/07/07 10,000  14,982
2008/08/07 10,000  15,621
2008/09/05 10,000  16,085
2008/10/07 10,000  17,973
2008/10/29 10,000  24,022
2008/11/07 10,000  21,268
2008/12/05 10,000  24,619
2009/01/08 10,000  22,124
2009/02/05 10,000  24,920

「取得日」は買った日のこと。微妙にズレはありますがだいたい毎月7日くらい。
「取得価額」は購入金額のこと。毎月 10,000 円です。
そして「口数」とは購入した「量」です。投資信託は「一口(ひとくち)」という単位で数えられていて、量を表すときに「5,000口」「20,000口」というのです。

さて、この表を日本語に訳しましょう。
私は、2008 年 1 月 15 日に 10,000 円で 13,709 口ぶん買い、2008 年 7 月 7 日には 10,000 円で 14,982 口ぶん買い、そして 2009 年 2 月 5 日には 10,000 円で 24,920 口ぶん買いました。
同じ商品を、です。
同じ一万円なのに、今や去年の2倍近い量を買えてます。
要するにそれだけ値下がりしているってことで、つまりそれだけ損を抱えている、ということでもあるんですけどね。おほほ。

そう、定額積立をしているとオトクな買い物ができているのです。

去年の2倍近い量を買えているからオトクってこと?、それだけではありません。
実は、この買い方をしていると、自然に「値段が高いときには少量だけ、値段が低いときには大量に買う」ことができてしまうのです!

実際の数字を使って計算してみましょう。
上の例だと2008 年 1 月 15 日には一口あたり 0.7294 円で、そして 2009 年 2 月 5 日には一口あたり 0.4013 円で買っています。
この2回のお買い物時の値段を単純に平均すると、( 0.7294 円 + 0.4013 円)/ 2 = 0.5654 円になります。

しかし、私のお買い物は、値段の高いときに少なく(13,709口)、値段の安いときに多く(24,920口)買っているので、平均のお値段が 0.5177 円になっているのです。なんと。1割近くもお安くなってる。
「毎月同じ量を買う」のではなく、「毎月同じ金額分を買う」というやり方が良いのは、そんなワケなんです。

さてここで、定額積立とは、にもう一度立ち返ります。
「値段が上下する投資商品を、定期的に、同じ金額分、購入し続ける」

まだ残る謎。それは「定期的に」です。なぜでしょうか?

定期的に買うのが良いというのは、大きく2つの理由があります。

1つ目は、こんなに円高!こんなに株安!・・・今こそ投資の絶好のタイミング!? ≪投資タイミング≫でもお話したとおり、いつがお安く買える時なのか、お高くなっている時なのかは、後になってみないと分からないからです。洋服とかは、1月や7月などバーゲン時期が決まっているから、安く買いたいときには「あと2週間待とう!」と待てるのですけどね。いつ買うのが良いのかとヤキモキしても仕方ないので、定期的に買いましょう、ということ。

2つ目は、定期的に買う、というルールを決めておかないと、値段が下がったときにドキドキして買いそびれたり、値段が高いときにもっと値上がりするだろうからと買い足してしまったり、そもそも買うタイミングを忘れてしまったり、という、自分の心理的な弱さを克服するためです。金融機関によっては、証券口座からだけでなく、クレジットカードや銀行口座からの定額積立てもできるところもあるので、こういったサービスを利用すると便利です。

参考: 
マネックス証券の投信積立
カブドットコム証券の投信つみたてファンド星人
セゾン投信の定期積立プラン

最後に、「購入し続ける」ということも大事なポイントですー。 
購入し続けるに足る商品を、購入し続けられる金額で、定額積立を始めたいですね。

◆◆◆まとめ◆◆◆
オトクな投資方法「ドルコスト平均法」とは、値段が上下する投資商品を定期的に、同じ金額分、購入し続けること!

※わたくしの購入記録、よくよく見てみると「毎月1回」のルールを踏み外した月があります。凄く値下がりしたときに買ったのですな。むふ。
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by tomishiba | 2009-02-11 22:33 | おかねのはなし

2009年1月のアメリカ新車販売が驚愕の低さ

景気の悪化については「もう分かりましたよハイハイ」と言いたくなるほど(実際に私は言ってますが)テレビで悲観的なトーンで声高に叫ばれていますが、一緒になって悲観的な気分に浸っても仕方はなく、しかし事実は把握しておかないといけません。
事実を把握していなければ、メディアからの情緒的なものいい(ぷぷっ 違うかっ)に過剰に反応してしまうから。

まあ、事実と言われるものには真実かどうか怪しいものも多分にありますが、そこを適度な時間内で検証する能力は私にはないので、そこは「それでも怪しいかもね」というくらいの疑いを持ちつつ、接するようにしています。

ということで、どひゃー、と思ったお金まわりに関係するニュースを取り上げてみたいと思います。

今日は、昨日の日経夕刊トップ、アメリカの2009年1月の新車販売が恐ろしく低かったというニュースです。
1月米自動車販売は27年ぶり低水準、中国に初めて抜かれる(ロイター)

最初っから話はそれますが、まだ2月始まったばかりなのに、そんなデータが2月3日にまとまっているって世の中すごいですね。速報値とはいえ。

※「速報値」というからには、後日正確な数値が発表されます。多くの経済指標においてそのような2段階(以上)を踏んで数値は発表されます。GDPなど、計算が大変なものほど、結構「いやー、急いで数字出せっていうから出したけどさー、結構違かったみたい、てへ」ということがあります。

・2009年1月のアメリカの新車販売台数(速報値)は 656,976台。
・1年前、2008年1月と比べて37.1%も減少。約27年ぶりの低水準。
・1年前の同じ月と比べて販売台数が減少してしまった、という状態が、これで15ヶ月連続。
・このテンポが続くとすると、2009年の年間販売台数は957万台と予想され、1000万台を割ってしまうかも。
・GMによると、2009年1月の中国の新車販売台数は 79万台だったと推計され、この一ヶ月だけみるアメリカを抜かすことになるかも。


景気というものが上向くというのは、効率的に、いいものがわんわんと生産され、がっさがっさと買われて、やほーい、とみんながいい気分になること。
それを世界的に、お金という物差しで計ると、アメリカにおける消費というのはとても大きな存在感と影響力を持ち、なかでも車や家といったモノが消費の中でも多くを占める。

だから「アメリカ」の「新車」がとことん売れない、ということは「やっぱり景気悪いんだなぁ」ということだし、または中国の消費の力がアメリカに匹敵するという歴史的な転換点であることが具体的な数字にも現れてきているということ。

注:ちなみに、売れている車の中身をみると、中国は商用車(仕事で使う目的のもの)が多いなど単純に数字を比較しただけで「アメリカの消費のパワー<中国の消費のパワー」とはいえませんけどね☆

以上、きょうのおかねニュ~スでした。
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by tomishiba | 2009-02-05 06:58 | おかねのはなし