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貿易ゲ〜ム

先日、いつも、なにかとお世話になっている&大好きな「仕組み術」の祖、の方の会社さんにお誘いいただきまして
「貿易ゲーム」に参加してきました。

と、その詳細内容はナイソなんですが、この年になって、紙やら鉛筆やら、そしておもちゃのお金を手にして、ゲームに興じること自体がとても新鮮な経験☆

他の参加者の皆様も、それぞれマネー教育やFinancial Adviceなどに関わっている妙齢の大人ばかり。それがそろって真剣勝負しちゃって、1時間半があっという間に過ぎ、意外に疲れている自分たちに驚く。みんな負けず嫌いなんだなー。笑。

なお、結果はうちのチームが優勝!いえいっ。
我ながら良い働きもしたし。ふふ。
誰も思いつかないような、しかしゴールに確実に近づくソリューションを考え、試してみるのって、好きなんだな。

もちろん自分だけが良い働きをしたわけではなく、チームメンバーがそれぞれ、自律して自分のできること/やるべきことをみつけ、相談の上、すぐに実行に移すことができたのが素晴らしい。なにも、貿易ゲーム」に限った話ではないんだなー。

お金や経済のことを勉強することは、単に「儲ける」手段を知るということではなく、どう自分たちが考え、振る舞うことによって、自分を含めた社会全体が豊かになっていくのかを考えることにつながるんだなあと気づいた一日でした。

ちなみに、お昼は大好き!な九段下の  le petit tonneau にて、カサゴを焼いたのが、なんとかというお豆さんに乗っているのを頂戴しました。おいひー!
秋になって、白身魚のうまみが濃くなってきてますね。むふふ。
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by tomishiba | 2009-10-04 17:12 | おかねのはなし

オトクな投資の続け方 ≪ドルコスト平均法→定額積立≫

さて、これまで一気にドカンと投資してはいけませんという話と、金利にも金利がつく「複利」効果の話をしてまいりました。

要するに、投資金額を小分けにして早く始めるといいですよ資産運用、ということでございますが、今回は、具体的な投資方法に話を進めてみようと思います。

その名は「ドルコスト平均法(Dollar cost averaging)」。
・・・なぜそのような名前なのかしらね? 残念ながらこんな意味不明な訳語のまま日本語として使われていますが、意味としては「定額積立」と言った方が分かりやすいのではないかしらん。ということで勝手に「定額積立」とでも呼んでみましょう(笑)。

さて、ドルコスト平均法、あるいは、定額積立とは一体どんな方法かというと、「値段が上下する投資商品を、定期的に、同じ金額分、購入し続ける」ということです。

例えば、私は毎月7日くらいに、日本株式全体とだいたい同じ値動きをする投資信託(「ファンド」とも呼ばれる金融商品です。近々ご説明します ! )を 10,000 円分買っていました。激動の 2008 年の始めから最近までの購入記録はこんな感じでした。


取得日   取得価額 口数
2008/01/15 10,000  13,709
2008/02/07 10,000  14,309
2008/03/06 10,000  15,461
2008/04/08 10,000  14,989
2008/05/09 10,000  14,149
2008/06/05 10,000  13,677
2008/07/07 10,000  14,982
2008/08/07 10,000  15,621
2008/09/05 10,000  16,085
2008/10/07 10,000  17,973
2008/10/29 10,000  24,022
2008/11/07 10,000  21,268
2008/12/05 10,000  24,619
2009/01/08 10,000  22,124
2009/02/05 10,000  24,920

「取得日」は買った日のこと。微妙にズレはありますがだいたい毎月7日くらい。
「取得価額」は購入金額のこと。毎月 10,000 円です。
そして「口数」とは購入した「量」です。投資信託は「一口(ひとくち)」という単位で数えられていて、量を表すときに「5,000口」「20,000口」というのです。

さて、この表を日本語に訳しましょう。
私は、2008 年 1 月 15 日に 10,000 円で 13,709 口ぶん買い、2008 年 7 月 7 日には 10,000 円で 14,982 口ぶん買い、そして 2009 年 2 月 5 日には 10,000 円で 24,920 口ぶん買いました。
同じ商品を、です。
同じ一万円なのに、今や去年の2倍近い量を買えてます。
要するにそれだけ値下がりしているってことで、つまりそれだけ損を抱えている、ということでもあるんですけどね。おほほ。

そう、定額積立をしているとオトクな買い物ができているのです。

去年の2倍近い量を買えているからオトクってこと?、それだけではありません。
実は、この買い方をしていると、自然に「値段が高いときには少量だけ、値段が低いときには大量に買う」ことができてしまうのです!

実際の数字を使って計算してみましょう。
上の例だと2008 年 1 月 15 日には一口あたり 0.7294 円で、そして 2009 年 2 月 5 日には一口あたり 0.4013 円で買っています。
この2回のお買い物時の値段を単純に平均すると、( 0.7294 円 + 0.4013 円)/ 2 = 0.5654 円になります。

しかし、私のお買い物は、値段の高いときに少なく(13,709口)、値段の安いときに多く(24,920口)買っているので、平均のお値段が 0.5177 円になっているのです。なんと。1割近くもお安くなってる。
「毎月同じ量を買う」のではなく、「毎月同じ金額分を買う」というやり方が良いのは、そんなワケなんです。

さてここで、定額積立とは、にもう一度立ち返ります。
「値段が上下する投資商品を、定期的に、同じ金額分、購入し続ける」

まだ残る謎。それは「定期的に」です。なぜでしょうか?

定期的に買うのが良いというのは、大きく2つの理由があります。

1つ目は、こんなに円高!こんなに株安!・・・今こそ投資の絶好のタイミング!? ≪投資タイミング≫でもお話したとおり、いつがお安く買える時なのか、お高くなっている時なのかは、後になってみないと分からないからです。洋服とかは、1月や7月などバーゲン時期が決まっているから、安く買いたいときには「あと2週間待とう!」と待てるのですけどね。いつ買うのが良いのかとヤキモキしても仕方ないので、定期的に買いましょう、ということ。

2つ目は、定期的に買う、というルールを決めておかないと、値段が下がったときにドキドキして買いそびれたり、値段が高いときにもっと値上がりするだろうからと買い足してしまったり、そもそも買うタイミングを忘れてしまったり、という、自分の心理的な弱さを克服するためです。金融機関によっては、証券口座からだけでなく、クレジットカードや銀行口座からの定額積立てもできるところもあるので、こういったサービスを利用すると便利です。

参考: 
マネックス証券の投信積立
カブドットコム証券の投信つみたてファンド星人
セゾン投信の定期積立プラン

最後に、「購入し続ける」ということも大事なポイントですー。 
購入し続けるに足る商品を、購入し続けられる金額で、定額積立を始めたいですね。

◆◆◆まとめ◆◆◆
オトクな投資方法「ドルコスト平均法」とは、値段が上下する投資商品を定期的に、同じ金額分、購入し続けること!

※わたくしの購入記録、よくよく見てみると「毎月1回」のルールを踏み外した月があります。凄く値下がりしたときに買ったのですな。むふ。
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by tomishiba | 2009-02-11 22:33 | おかねのはなし

2009年1月のアメリカ新車販売が驚愕の低さ

景気の悪化については「もう分かりましたよハイハイ」と言いたくなるほど(実際に私は言ってますが)テレビで悲観的なトーンで声高に叫ばれていますが、一緒になって悲観的な気分に浸っても仕方はなく、しかし事実は把握しておかないといけません。
事実を把握していなければ、メディアからの情緒的なものいい(ぷぷっ 違うかっ)に過剰に反応してしまうから。

まあ、事実と言われるものには真実かどうか怪しいものも多分にありますが、そこを適度な時間内で検証する能力は私にはないので、そこは「それでも怪しいかもね」というくらいの疑いを持ちつつ、接するようにしています。

ということで、どひゃー、と思ったお金まわりに関係するニュースを取り上げてみたいと思います。

今日は、昨日の日経夕刊トップ、アメリカの2009年1月の新車販売が恐ろしく低かったというニュースです。
1月米自動車販売は27年ぶり低水準、中国に初めて抜かれる(ロイター)

最初っから話はそれますが、まだ2月始まったばかりなのに、そんなデータが2月3日にまとまっているって世の中すごいですね。速報値とはいえ。

※「速報値」というからには、後日正確な数値が発表されます。多くの経済指標においてそのような2段階(以上)を踏んで数値は発表されます。GDPなど、計算が大変なものほど、結構「いやー、急いで数字出せっていうから出したけどさー、結構違かったみたい、てへ」ということがあります。

・2009年1月のアメリカの新車販売台数(速報値)は 656,976台。
・1年前、2008年1月と比べて37.1%も減少。約27年ぶりの低水準。
・1年前の同じ月と比べて販売台数が減少してしまった、という状態が、これで15ヶ月連続。
・このテンポが続くとすると、2009年の年間販売台数は957万台と予想され、1000万台を割ってしまうかも。
・GMによると、2009年1月の中国の新車販売台数は 79万台だったと推計され、この一ヶ月だけみるアメリカを抜かすことになるかも。


景気というものが上向くというのは、効率的に、いいものがわんわんと生産され、がっさがっさと買われて、やほーい、とみんながいい気分になること。
それを世界的に、お金という物差しで計ると、アメリカにおける消費というのはとても大きな存在感と影響力を持ち、なかでも車や家といったモノが消費の中でも多くを占める。

だから「アメリカ」の「新車」がとことん売れない、ということは「やっぱり景気悪いんだなぁ」ということだし、または中国の消費の力がアメリカに匹敵するという歴史的な転換点であることが具体的な数字にも現れてきているということ。

注:ちなみに、売れている車の中身をみると、中国は商用車(仕事で使う目的のもの)が多いなど単純に数字を比較しただけで「アメリカの消費のパワー<中国の消費のパワー」とはいえませんけどね☆

以上、きょうのおかねニュ~スでした。
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by tomishiba | 2009-02-05 06:58 | おかねのはなし

今から始めたほうが良い理由 ≪複利≫

遊び歩いていたら、既に1月も下旬に!きゃー
と、この間の遊びの記憶はまたの機会に記録に残すとして、このブログの趣旨に戻ってこないとね(笑)
つまり、資産運用の話です。

前回は、投資を始めるのに、絶対今がいい!と言えるタイミングなんてない、という話をしました。
で、今回は、投資を始めるなら、なるべく早くがいい!という話をします。

え、それってなんなの、言っていること無茶苦茶じゃない、というご指摘。さういうお気持ちごもっとも、でぇござんすが、それにはちゃんと理由もあるのです。投資は少しでも早く始めるとより楽なんです♪

そのキーワードは「ふくり」
漢字で書くと「複利」

ふくりの「り」は「利」、金利の「利」と同じです。重なって、という意味をもつ「複」が頭について、「金利にも金利がつく」ことを言います。ちなみに複利の反対は「単利(たんり)」といいます。一回コッキリの金利、ということですね。

この複利の力をうまく利用することによって、仕事に家庭に恋に遊びに、と何かと忙しい毎日を過ごすなか、お金儲けのことばかり考えてらいれない私たちでも、どーんと構えて投資ができるのだ!といっても過言ではないかもしれません。

「金利にも金利がつく」ってどういうことか、ちょっとイメージしてみましょう。
(税金については考慮していません。なお現在は、利息(利子所得)には一律20%が課税されます。)

手元に100円があります。
銀行に預けると、金利が5 %というので預けてみます。
1年後、預けた100円に5円の利息がつきました。

ここで、手元のお金は105円になりましたが、特に使う用もなく、また金利が5%というので全額預けておくことにしました。
そうすると、さらに1年後には 110.25円になりました。計算式は、105円+(105円×5%)です。

そのころにはその100円のことをすっかり忘れていて、気がついたら最初に預けてから10年経ってしまいました。
その間、ずっと金利が5%だったとします。

さーて、10年後に100円はいくらになっているでしょう


考えている間に、ダイヤモンドヘッドから望むワイキキビーチをどうぞー♪

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はい、
答えは、162.89円です。
何もしないで、放置していただけで、1.6倍になります。

ちなみに、増えた5円を「わーい」と毎年使っていたならば、10年たっても手元にあるのは、やっぱり105円です。
使ってしまった分を単純に合計すると150円。

あれ、162.89円と150円じゃあ、あまり魅力的じゃないですね(笑)
しかしこれ、元手が100万円だったら、162万8,900円と、150万円です。そろそろ侮れません。
元手が1億円だったら、1億6,289万円と1億5,000万円です。これは、逃すと悔しいです。

要は雪だるまみたいなもので、最初転がした雪の玉がごろんと一回転するとくっついた雪で玉が大きくなり、もう一回転すると、その大きくなった雪玉にさらに雪がくっついて、どんどんどんどん、回れば回るほど、雪玉が大きくなっていくのです。
当然ながら、最初の雪玉が大きければ、その分表面積が大きいので同じ回転でも大きな玉ができます。

いいですねー。折角だから、できれば大きな雪だるまをつくりたいものです。

大きな雪玉を作るためには、どうしたら良いでしょう。
その答えは、2つあります。

1つは、1回転で、より多くの雪がつくようなコンディションを探すこと。資産運用でいえば、より高い金利を目指すことです。

先ほどの数値例では、金利を5%と仮定して、100円が10年後に162.89円になるとしました。ちょっとリスクをとって、金利6%とするならば、100円は10年後には179.08円になります。1%の違いが16.19円もの差を生みました。では、金利を7%とすると・・・? なんと、100円は10年後に196.72円、およそ2倍になります。そしてこの1%の違いが生み出した差額は17.64円。5%と6%との1%差よりも、6%と7%の1%差の方が大きくなりました。

100万円を1年で倍にするぞ!と思うと、そりゃあかなりのギャンブルになりますが、ジミーに7%で運用し続けていれば10年で2倍になるのです。これなら、なんだかいけそうな気がするー、でしょ。

そしてもう1つのやり方は、よりたくさん回転ができるような長~い雪の広場で転がすこと。資産運用でいえば、運用期間を長くすることです。
先ほどの数値例では、金利を5%と仮定して複利で運用すると、100円が10年後に162.89円になるとしました。同じ金利でも単利で運用していたら、元手と金利合わせて150円でした。さて、より余裕をもって20年運用したとすると、100円は265.33円になります。その期間、単利で運用していたら、200円。おやおや、大きな差が出てきました。
さらに、30年運用したとすると・・・・、100円は432.20円になります。その期間、単利で運用していたら、250円。これは、圧倒的な差が生まれます。


すごーくすごーく、長く話してしまいましたが、これが「投資を始めるなら、なるべく早くがいい!」といったわけです。
20歳から投資を始めたら、30年たっても50歳。まだまだ現役で働いている人も多いお年です。30歳から始めても60歳のころには、100円が432.20円になっているのです。ああ、もう私は●●歳だから遅いのかー、と今嘆いたところで、人生過去には戻れません。だから、始めるなら今、なのです。

さてさて、では次回は、「うむむ、左様でござるか・・・。いやしかし、拙者、ただ今投資を始めようっていっても、元手が心細くてのう・・・」という方に、今から始められる方法をお話したいと思います。

◆◆◆まとめ◆◆◆
金利にも金利がつくという「複利」は、ゆったり気分で投資と付き合うための強力な味方。
(1) 欲張り過ぎない程度で、高めの金利を目指す
(2) 焦らず慌てず、数十年を見据えた長期間での投資を行う
この2つが肝です!
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by tomishiba | 2009-01-22 08:01 | おかねのはなし

こんなに円高!こんなに株安!・・・今こそ投資の絶好のタイミング!? ≪投資タイミング≫

さーて、激動の2008年もそろそろクロージング。東京証券取引所は12月30日の前場まで取引されますが、日本のマーケットに大きな影響を与えている「外国人投資家」の皆様はクリスマス休暇に入り、マーケットは閑散としています。

2008年は金融や経済などにあまり興味のない人でも、報道や街の様子から、なんとなく「よろしくない」気配を感じとれる一年だったのではないでしょうか。それを改めて数値化すると、今年の年明け1月4日に14,691.41円で始まった日経平均株価は、12月26日には8,739.52円と40%以上の下落。1月2日に111.66円だった米ドルは、ただいま90円前後をフーラフラ。それ以外にも、原油やら金やらプラチナやら小麦やらの値段が乱高下した一年でした。

つまり、よっしゃ資産運用するぞ!と、今年の初めに100万円を日本株に投資した人がその株を売らずに今に至っているとすると、その資産価値は60万円になってしまっているのです。視点を変えてみると、今年の初めに100万円だったモノを、今なら60万円ポッキリで買えるのです。

・・・・・これって、おトクなの?

どう思います?どう思います?


実はこのところ、そう思い始めている日本の個人投資家が多いらしく、株式がドドンと値下がりした今年の10月以降、日本の個人投資家は日本株を大きく買い越しているのです。こちらに見やすいグラフがありますので是非ご覧ください。

株式市場では、株式という金融商品が売り買いされています。その、株式の「売られた金額」と「買われた金額」を比較して、「売られた金額」の方が多ければ「売り越し」、「買われた金額」の方が多ければ「買い越し」と言われます。

このグラフでは青い色が、日本の株式市場での存在感が実はとても大きい外国人投資家の売買動向、黄色が個人投資家の売買動向、グレーの線が日経平均株価を示しているのですが、一目瞭然、今年の10月に外国人投資家は日本株を売り越して、日本の個人投資家は日本株を買い越しています。この流れは11月以降も続き、どうやらこの一年トータルでも、日本の個人投資家は買い越しとなりそう。

★ここでちょっと脱線★
で、先ほどのグラフを見た方はお気づきかもしれませんが、実は、日本の個人投資家と外国人投資家って逆の動きをしがちなのです。見事に黄色と青色が分かれているでしょう?このように、日本の個人投資家って海外からみると「ええー?」という動きをすることが多いと有名で、世界中から「ミセス・ワタナベ Mrs.Watanabe」と呼ばれています。日本人的には誰!?って感じですが・・・。
某日本の主婦トレーダーがイメージされているとまことしやかに言われているミセス・ワタナベが有名になったのは、去年くらいまでの“超円安で日本円は超低金利、外国通貨は高金利”という時期に「FX」という為替取引において、日本の個人投資家の存在感がとても大きかったころです。(FXの話はまたいつかね。)

そんな日本の個人投資家ですが、こうやって外国人がワーっと日本株を売っているときに日本株を買っていたりするので、結果として「安い時に買って、高い時に売る」のに成功している、という評判も。地味〜に強い、らしい。
★脱線おわり★

と、ここまで書いておいてナンなんですが

おおそうか、皆買っているのか、では私も始めようかね投資を。

などと思ってはいけませんよ。

日本株だろうが、アメリカ株だろうが、新興国株だろうが、米ドルだろうが、ユーロだろうが、(以下略)、いつが買い時かなんて、ぶっちゃけ、分かんないのです。
ほぼ、誰にも、分かんないのです。
ノーベル経済学賞をとった人も、そのような人たちが作った会社も、結構おっきな失敗してます。分かるとしたら、短期的に市場を操作することができる人が、その力を活用して市場を動かすような時くらいでしょうが、それは違法です。人間としてやっちゃあいけねえ行為ってぇやつです。

ただ、事実として言えることはあります。

・今年最も株価が低かった10月27日の日経平均株価 7162.90円という水準は、1982年10月以来、約26年ぶりの低さ。
・12月18日の 1米ドル=87円台という水準は、13年ぶりの円高。

それでは、今後もっと上がるか/下がるか、については「これだけ下がった(上がった)のだから、もっと下がる(上がる)だろう」とも言えるし、「これだけ下がった(上がった)のだから、まあそろそろ上がる(下がる)んじゃないかな」とも言えちゃうのです。やっぱり。はっきり言えなくてすみません。

ただし、上がり続ける相場もなければ、下がり続ける相場もありません。
そして今は、ここ数十年の中でも滅多にない、株安・円高の「領域」にあるとは言えます。
また、海外に目を向けてみると、実はアメリカやヨーロッパのような先進国から、インドや中国というこれからの成長が期待できる国まで、今、どこもかしこも「●●年ぶりの株安」の状態に陥っています。

来年すぐに、経済が持ち直すことはないだろうし、むしろもっと景気は悪化するかもしれない。ちなみに、株価は景気を先読みするとも言われています。景気の底よりも株価の底は先に来るという。でも、いつが景気の底なのか、そして株価の底は、景気の底よりどれくらい前に来るのかも誰にもわからないんです。

と、ここまでグルングルンと書いてしまいましたが、結論としては、損はするかもしれない、という覚悟をしっかり持てれば、今、投資を始めるには良い時期だと思います。はっきりいって、私は今から始める人のことが羨ましいです。損なんか絶対したくなーい!という人は、まだ、悩んでてください。(時間ばかり過ぎちゃうけど・・・)

そして、投資を始めると決めたなら、まず知ってほしいことは「投資のタイミングを小分けにする」こと。
だって、やっぱりもっと株価下がるかもしれないんだもん。もっと円高になるかもしれないんだもん。
ということですので、100万円を投資しようと思うのなら、毎月10万円ずつ×10か月に分けましょう。そうすれば、一番安い時にドカンと買うことはできなくっても、一番高い時にドカンと買うこともありません。

さて、はたまた長文となってしまいましたが、次回もまた、投資を始める「時機」について続けたいと思います。

◆◆◆まとめ◆◆◆
今が投資の絶好のタイミングかどうかは、誰にも分かりません。
でも、そんなに悪いタイミングでもないような気はします。
同様にお感じでしたら、一度にドカンではなくチビチビと、タイミングを分けて投資を始めることを検討しませんか?
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by tomishiba | 2008-12-26 19:51 | おかねのはなし

あなたが資産 ≪資産運用とは≫

個人投資家の資産運用に関する仕事に従事していながら、大好きな友人たちに何か聞かれてもどうもいつもナイス返答ができず、えっと、スミマセン。

その原因は、明らかに自分自身の理解が不十分で脳みそ内での整理がついていないからなんだけど、整理されるのを待つとみんなおじいちゃん&おばあちゃんになっちゃうので、この場で少しずつ、伝えたいことを書き出していこうと思います。

初回は、資産運用ってなんぞや、今、資産って言うほどの貯金もないし、そもそもお金持ちの世界の話じゃないの、という問いかけについての、私の考えを述べさせていただきマウス。えっと、長いです。

さて、ただいまアラサーな私の周りは、結婚や出産など、もう子供ぶることはできないイベントが盛りだくさん。当然、お金もかかります。リクルートの調査によると結婚費用の相場は421万円らしい。そしてAIU保険の2005年の調査によると子育てにかかる費用は一人あたり3000万円(全て公立の場合。中学から私立だとすると6000万円超。ちなみに内閣府の試算では1300万円。)とのこと。キャー。その他、マイホームやら海外旅行やらクルマやらガンプラやら、大往生までの数十年間で必要なお金って一体いくらなの・・・。

ということって、自分以外の誰も考えてくれないのです。結婚や出産など、嬉しいサプライズで助け舟をだしてくれるお父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃんも、いつまでも助けてくれるわけではないし。ちなみに、人生の先輩である彼らに聞いても、思ったより考えてなかったりします。「何とかなるのよ産んじゃいなさい!」などと言われたりします。・・・・。ま、それも一理あるのですが。

親以上の世代と私たちの世代とで一番異なるのは、私たちの国、日本の国力でしょう。巷で言われているように、2005年から始まってしまった人口の減少や高齢化、そして中国やインドといった新興国の経済的な成長と競争激化によって、現在世界で2位という経済力を誇る日本の経済的な国力は、まず間違いなく、弱っていく。もちろん、必要以上に弱気になることないし、頑張り続けていかないといけないし、大どんでん返しで日本が最強の経済力を誇る可能性だってあります。ただ、そうならない可能性もかなり高い。高まっている。だから「何とかなるのよ!」という言葉に勇気づけられてグングン前進していくと、「何とかなんなかったぢゃん!」となる恐れが多いのですよ。残念ながら。

具体的には、「とりあえず定期預金」「保有資産は全て日本円」「金利の仕組みを理解しないで組んじゃった住宅ローン」「お姉さんがキレイだから契約しちゃった生命保険」「とりあえずグロソブ」「とりあえずトヨタ一点買い」とか、ちょっとよろしくない。かも。ネ。

語弊を恐れずに申し上げますと、個人にとってよろしくないことでも勧めるのが金融機関です。世界を騒がせている金融危機のきっかけとなった、アメリカのサブプライムローンという「考えてみたら、それってあり得ない!!」商品が堂々と売られていたくらいですから。(その辺りは、また改めて解説しますっ。)銀行だって、証券会社だって、郵便局だって、生命保険会社だって、そう変わりはありません。

かといって、彼ら彼女らも何も騙そうと思って勧めているわけでもないと思います。どちらかというと、実は彼ら彼女らも、自分が勧めている商品について良く分かってなかったり、本当にその人にとって良い選択なのかは確信を持てているわけでもないというか・・・。そういうことって、十分アリエールでしょ。

そんなわけで、手遅れにならないうちに、自分に必要な資産を、自分でコントロールしていくべきと気づくことってとても重要。完全無欠な計画というものは無論無理ですが、「なんとなく計画」をたてて、おっきなトコロをでっかく間違えることはないようにしたいと思いませんか?私は思います。ま、既におっきなトコロで間違えたりしてますが(笑)、自戒を込めて。ね。
資産運用とは、きっとそういうことだと思います。

そして、今貯金ないしー、と仰る方に対して、不肖とみしばから一言申し上げますと、「うんにゃ、あなたこそが最大最強の資産なんすよ」。

厚生労働省「賃金構造基本統計調査」を元に計算された(参考)大卒の女性の平均生涯所得は2億7,700万円。こういう場合の平均値はあまり役に立つ数字でもありませんがともかく、せっせと働き、収入を得る自分が、今でもこれからでも、一番の資産です。具体的には毎月5万円の収入があれば、例えば5000円を積み立てすることもできるかもしれません。そのようにして、資産運用を始めることができます。

自分という資産を活用していくためのいわゆる自己投資として、資産運用について少しずつ考え、知識を増やしていきませんか。あんまり焦らず、あんまりゆっくりもしすぎずに。

◆◆◆まとめ◆◆◆
これまでは「それがフツー」だった日本の国力や経済成長に変化がみられるなか、一人ひとりが自分に必要な資産をちゃんと用意するために、自分の資産を自分で管理していくことが重要なのだ
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by tomishiba | 2008-12-23 23:32 | おかねのはなし